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映像コンテンツの値段?

ビデオ録画、
画面上のストーリーボード
そもそも映像って何?

良いセンスの

クリエーター

との出会い

映像コンテンツってプロに頼むと結構な値段がします。今の時代、簡単に撮影・編集できるからすごく錯覚していると思います。ましてその感覚をテレビ局や代理店が制作プロダクションに押しつけているのが現状。薄利多売、これって映像業界でやっていいのかと思いますね。映像は第7芸術、総合芸術なのに芸術料は全く考えない人が多い。唯一無二なんですけどね。

映像の商売はつまるところ昔の画家と同じ。価値は買手が決めるのですが、重要なのはクライアントが望む画家に出会えるかどうかなのです。気に入らなければ切ればいいわけですが一度切れた縁は元に戻らない。「一期一会」この言葉がこの業界に一番象徴しています。
 
あなたにあった映像コンテンツ探し、クリエーター探しが重要です。一般的な人や企業はクリエーターと馬が合いません。例えるなら理数系の人と芸術系の感性の人とでは見える世界が違うのです。見えないから説明が欲しい。説明すればダサくなる。ダサいけどそれがいいと頑なになる。しばらくたつと、よくない作品だと他者から指摘を受ける。まるで裸の王様。芸術がわからない素人が口出ししても、プロの感性にはおよびもしないのです。
あなたがもしピカソに、こうした方がいいよって指摘できますか?プロ野球選手に打撃コーチできますか?それってただの自己満足、言いたいだけなんです。別に言っても構わないのですが、言えば恥をかくだけで関係が悪くなるだけなのです。

大切なのは、自分の想いを正確に伝えること。情熱を伝えること。知ったかぶりで言えば言うほど駄作に向けてまっしぐらです。映像作りの始まりはまず信頼関係ほかならないのです。
さて本題の映像コンテンツのコストです。よく知らない発注者は、当たり前のように見積もりを出してくれと言います。実はこれ困った話なのです。映像制作などクリエイティブな仕事に見積もりはあってないようなもの、すなわちどんぶり勘定でやり取りされるのが通常です。放送局などは枠で予算が決まります。タレント料は局持ち。1時間番組なら1000万円とかほとんど上限が決まっています。制作にかかる諸経費は約半分、これを超えると赤字ですね。そこをいかに安く済ませるかはプロデューサーの仕事、頭下げられる方が優秀なのです。

ローカル局などは制作費がほとんどないですから大変です。1時間60万円とかそれ以下とか。でも仕事をコンスタンスにくれるのでうまいことやりくりすれば儲かりはしませんがなんとかなります。ローカルCMも同じです。上限が決まってます。多いのは制作費が30万円程度。広告代理店がクライアントから貰える金額は80〜100万円程度。そこから自分たちの取り分と放送局に支払う電波料を差し引いた残りが制作費になります。すなわち、最初から制作費は決まっているのです。(全国ネットのCMは全く違う計算になります。)というわけで制作費のやりとりはいつもグロスでの計上、「1本〇〇万円でやって〜」と言う話になるのです。

では実際の映像制作のコストはいくらなのかと言われたら、詰まるところ日当計算でしか言えないのが実情です。撮影代は機材代とスタッフ代と車両代。1日10万円〜15万円。最近はワンマン撮影が多いので車輌込みで6万円程度で格安になっています。大変なのは編集。その費用はやり方次第で膨大なものにもなります。その昔、リニアの編集室は高額で使用料はオペレーター込みで1時間あたり2万円〜3万円でした。1日使うと20万円とかすぐ飛んでしまうので、なるべく1日で編集を済ませるようにしたものです。そのため徹夜は当たり前。いまはディレクターがmy PCで編集するようになり、高額な編集費はかからなくなりましたが、それでも相場は1日6万円程度。以前の3分の1以下です。でも、自分のPC使うからもっと安くなるだろうって思うかもしれませんが、特殊な作業でワンマンオペレート、実際には2日ぐらいかかるのが当たり前です。なぜそうなるかというと、プロが撮影したものであれば問題はありませんがアマチュアが撮影した素材の場合、画像の修正、色の修正、サイズの修正に1日を取られてしまいます。でもこの修正がとても重要。見えないところがプロの仕事です。(特に最近のプロはグレーディングという画質を変えるので1週間ぐらいかかるケースもあります)
この一定以上の品質に保つ作業は、編集する者としては欠かせないことなのです。
映像制作のコスト

撮影代

1日 6万円

編集代

1日 6万円

×2日

apocalyptic%20portrait_edited.jpg
女性カメラマン
プロ仕様の写真スタジオ
そのほかのコスト

色々かかる

制作費

ナレーター

なしで表現

できるよ

修正は

まとめて効率

よく

さて、上記から映像制作は撮影と編集費合わせて18万円程度だと思ってしまいますが、実際にはそれ以外の費用がかかります。Youtubeなどはあまり編集することもなく、テロップ、効果音、BGM、ナレーションをつけて完成です。尺にもよりますが、それでも2日以上はかかるでしょう。かかる費用はこの5つ。
 
   ① 美術代 CGやイラスト代
   ② BGMと効果音代
   ③ ナレーション代
   ④ 台本代や絵コンテ制作代
   ⑤ 修正代
 
①は、いったいいくらになるかわかりません。簡単な2次元のCGはさほどかかりませんが、3次元の凝ったCGはかなり高額。一般的にYoutubeでは使いませんが、相場は15秒で10万円〜20万円でしょうか。その他イラストもほとんどが外注。1枚5,000円〜ですが凝ったものや有名作家によるものだと一体いくらになるのやら。。。
 
続いて②のBGM。基本格安ビデオはフリーユースのBGMしか使えません。有名楽曲ですと、著作権使用料がかかりとんでもない額になります。企業用のPVなどに使おうものなら平気で200万円以上の請求をされます。まさにこの部分は大企業様だけです。逆に有名アーティストに作ってもらった方が安いと言われています。効果音はテロップが出るたびに当てる場合、編集時間が伸びてしまいがち。なくてもいいのですがそうはいかないのが効果音ですね。

③のナレーション代はナレーターさんのレベルによって異なります。企業CMやVPなどで有名なナレーターを使う場合、録音室の賃料とオペレーター代含めて20万円くらいになります。
こだわらなければ普通のナレーターで1作品3万円程度ですみます。番組では有名ナレーターや声優を格安で使えるのですが、CMやPVですとその部分が付加価値となるので高額になります。
 
④台本や絵コンテ代は格安映像コンテンツでは省略される傾向にあります。30秒CM程度ですと広告代理店に提出。局の企画CMですとテレビ局に提出ですがペラ1枚だけです。なぜ省略されるケースが増えているのかというと、もちろん予算的なこと。絵コンテや台本作るのにどれだけの時間とコストがかかるかということです。CMコンペの場合、ボードを作らないといけないのですが、それらの製作費どこから出てくるのでしょう。私たちもよく代理店に込みにされて泣きました。普通ボードにすれば10万円。ペラで5万円程度。それをタダにしろとか平気で言われて嫌な思いをしたことを思い出します
Youtubeレベルですと絵コンテはありません。ナレーション台本もないケースが多いです。よく知ったかぶりで絵コンテはとかいうクライアントがいるのですが、まず絵コンテや台本がタダだと思っている方が多いということ。当たり前だと思っているようです。建築の設計図のように勝手についてくると思い込んでいます。いやそれってそれなりの予算をつけないと無理ですけど。。。そういうクライアントの場合、発注予算が低いのにやたら口出しが多い。絵コンテとか台本に修正を求める。撮影したものと絵コンテが結局異なるものになる。こういうことが多いですね。勘違いが激しくて手に負えなくなってしまいます。そういうクライアントは悲しいかなどこでも一緒でだんだん行き場所が無くなるようです
そういう時は、格安だから諦めて、「まずプロに任せてみなさい!」ってことなのです。

最後が⑤修正代です。通常修正代を織り込んで作品は作られます。大体2回〜3回程度でしょうか。それ超えると修正代は別途発生します。その時の修正代は割高になります。数十分で出来る修正がなぜ割高になるのか?それは編集機の使用代と書き出し時間の代金です。
例えば、5分の作品を作ったとします。1箇所だけどうしても直して欲しいと言われ直します。作業時間はとても短いですが、書き出しに時間を取られます。それを送って確認待ち。
これが1時間以上かかれば修正代は人件費と合わせて3万円になります。修正するより、確認・書き出し・転送の時間の方がかかるという話です。もし1日かかるような修正なら通常の編集代と同じ6万円です。ですから修正はなるべく回数を少なくしたほうが方が割安なのです。
特に追加作業になると新たにそれだけを作らないといけないので、短かくてもかなり割高になってしまいます。そういう時に必要なのは2つの考え方。一つは潤沢な予算を与え完徹する考え方。もう一つは割り切ること。このどちらかです。
特にこれからいくつも作品を作り出していく場合は、割り切る方が賢いですね。素人の修正ほど悲しいものはないですからこだわっても費用対効果が薄いケースが多いです。映像は時間の流れを捉えたもの。常に新しく更新していかないと飽きられます。なので割り切って次の作品に込める方が賢いと思います。
映像制作ってほんとお金がかかります。でもなぜかかるかを知って欲しいです。
映像って所詮ツールでしかありません。必ず目的があります。Youtubeなら情報発信して有名になりたいとか、お金を儲けたいとか。CMやPVであれば企業の価値を高めたいとか、商品をもっと売るために宣伝したいとかなのですが、その映像というツールの使い方を知らなかったり間違えていると、お金をドブに捨てているようなものです。「費用対効果」という言葉がありますが、これを一番求められるのが広告の世界、正しく利用してこそ効果があるのです。
これは私たちからのアドバイスです。もし映像を作るのならどういったところに流すのか、誰に見てもらいたいかまで考えて作らなければ効果は低くなります。素人考えでやってもそれは負けがわかっているギャンブルにしかすぎません。大切なのはしっかりプロと打ち合わせをすることです。プロは売れるノウハウも、そこにかける熱量も違います。
さいごに

費用対効果

売れるための

映像

塗装ハート
割れたガラスを通してリフレクション
ポップフィルター付きプロフェッショナルマイク
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Lemon Cheesecake
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