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シリコンバレービジネス② 会議の仕方

  • 執筆者の写真: TAKAHARA
    TAKAHARA
  • 2021年5月24日
  • 読了時間: 3分

日本の会議ってほんと時間潰しというか結論がなかなかでない。なぜなら発言しない人、参加だけしている人、思いつきで喋る人、ぜんぜん会議の形をなしていないのが実情。特に自己満足の会社には多いですよね。日本型会議=経営者による懇親会なのでしょうか、無駄に長すぎです。基本シリコンバレーはこのような会議を悪としています。日本じゃ2時間以上とか当たり前ですが、基本1時間以内。早ければ30分で終わらせます。

(日本では会議と称して主にブリーフィングが多い。meetingとbriefingの違いがわからな  いでそのまままとめているから問題だと言われている。ブリーフィングは一方的な伝達。

 それにかかる時間が長いため会議が長くなる傾向)


まず日本の会議は、当日の資料渡しとかで時間の無駄。事前に渡して結論を考えての参加がシリコンバレーでは当たり前です。会議の前に考えてこないやつは参加する資格がないとまで言っています。それだけ宿題型会議は時間の節約、議論の質を高めるので、最近の日本でも取り入れられていますよね。それでも彼らは会議を時間の無駄だと考えています。そんな例をいくつか上げてみます。


Dropboxは一方的にカレンダー上から全ての定例会議を削除し、定例会議開催を2週間禁止にしました。さらに定例会議をどうしても復活させたいということであれば、それ相応の十分な理由を提示しなければいけないというルール決めたそうです。


Amazonのジェフ・ベゾスは「2つのピザルール」を決めていました。ピザ2枚分、即ち会議にはそれが食べられる人数だけ、6人以下にするというルールです。またパワーポイントの禁止。なぜなのかよくわかりませんがそれを作る時間が無駄だとか、本来のプレゼン、伝えることが疎かになると考えたのでしょうか、とにかくジェフ・ベゾスはパワーポイントが嫌いなようです。


面白いのはFacebookです。彼らは会議をしない日を決めました。そして立ち話や散歩しながらの会話を推奨したそうです。この意味がすごいのです。立ち話や散歩は参加できる人数が2〜3人程度、会話の回転率が高い。意思決定が早い。

そして意志伝達がきちんと構築されているからこそできる仕組みなのです。どういうことかというと、シリコンバレーは基本的にユニット制。そこのリーダーが経営陣と個別の会議を開いて、ユニットに伝達。ユニットはそれをもとに独自で考える。この独自で考えることができることを彼らは評価しているのです。日本はどうでしょうか?結構、社内ルールや筋道を通さないと稟議すら上げられない、下手に企画したら責任者にされる、そんなことないですか?


大切なのは物作りをする最適な環境づくり、そこはみんなを集める必要もないし、気の合うものが自由に発言できる環境がないとアイデアは浮かばない。だからGoogleなどは3時間の遊び時間を業務の中に含んでいます。彼らもまた「会議を待たずに決断できることはどんどんする」という大企業でありながらスピーディーな意思決定を可能にしているのです。


最後にAppleのCEOだったスティーブ・ジョブズのエピソードを。彼はオバマ大統領から政策の会議に出てほしいと頼まれたそうです。しかし彼は参加者数を聞いて、「NO!」と断ったそうです。参加者の多い会議は良い結論を生み出さない、だから時間の無駄。彼の哲学が反映されている事例ですね。



 
 
 

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